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第2話へ戻る 第4話へ進む ~はじまりの町 ひょーりみの家~ ※「まあ おかえり なさい ひょーりみ つかれた でしょう?」 ※「いま ごはんを つくるわね ゆっくり やすんで いきなさい」 ※「さあ おともだち も いっしょに どうぞ…」 そ し て 夜 が あ け た ! ※「おはよう ひょーりみ きのうは よく ねむれた かしら?」 ※「さあ きょうも げんき にたびに… え? わたしに ききたい ことが あるの?」 ひょーりみたちは これまでの事情を 説明した ※「そう …でも わたしには わからないわ」 ※「あのひとは わたしには ぼうけんの ことは なにも はなしては くれなかったから」 ※「そうだわ とりあえず とうさんの へやを しらべて みたら?」 ※《コマンド》 はなす →しらべる つよさ そうび じゅもん どうぐ かいだん とびら そうだん ひょーりみは つくえを しらべた なんと ぷらっとの にっき を みつけた!! にっきには こう かかれて いる ※「○がつ×にち この 四国大陸 と 本州 をつなぐ たびの とびらの ふういん を とくには どうやら とくべつな かぎ と ブロックゴーレムのたま とやらが ひつような ようだ」 ※「かぎは アバカム で あけられるが もんだいは ブロックゴーレムのたま とやらだ」 ※「なにか ふたつの アイテム を くみ あわせれば つくれる ということ までは わかった んだが」 ※「おれが あつめて きた アイテム のなかに きっと それは あるはず だ」 ※「しかし どうしても その くみあわせが わからん…」 にっきは ここで おわって いる ひょーりみ「とりあえず そうこに いって みよーぜ」 ひょーりみはぷらっとのそうこをしらべた なんと たんすから エッチなほん をみつけてしまった! ひょーりみ「……」 ひょーりみはぷらっとのそうこをしらべた なんと つくえのなかから かにけのかけいず をみつけた!! ひょーりみ「……」 ひょーりみはぷらっとのそうこをしらべた なんと つぼのなかから アダルトのゆめ をみつけた!! ひょーりみ「??」 ひょーりみはぷらっとのそうこをしらべた なんと つぼのなかから ロコふるーちぇのパンティ をみつけた!! ひょーりみ「…おとうさん…」 ひょーりみはぷらっとのそうこをしらべた なんと ベッドのしたから いけないいんもう をみつけた!! ひょーりみ「???」 ひょーりみはぷらっとのそうこをしらべた なんと たからばこから 果物キラーぜんしゅう をみつけた!! ひょーりみ「???」 ひょーりみはぷらっとのそうこをしらべた なんと たからばこから トラビアンこうりゃくしなんしょ をみつけた! ひょーりみ「これはいいな」 ひょーりみはぷらっとのそうこをしらべた なんと ゆかのうえに クマッタ(ガチホモ)のふん をみつけてしまった!! ひょーりみ「……」 ひょーりみはぷらっとのそうこをしらべた なんと ゆかのうえに クマッタ(日ハムファン)のふん をみつけてしまった!! ひょーりみ「……」 ※《コマンド》 はなす しらべる つよさ そうび じゅもん どうぐ かいだん とびら →そうだん ひょーりみ「おい ろくなもんが ないぞ どうするんだ こりゃ」 魔法剣士ネス「わあい! ギャルのパンティ だ!!」 なんと 魔法剣士が 勝手に ロコふるーちぇのパンティ を てんに かかげて しまった ロコふるーちぇのパンティ は あやしく かがやいた! きょうめい するように クマッタ(日ハムファン)のふん が かがやきだす! 八戸「ひい きもちわるい でおじゃる!」 八戸は クマッタのふん をつまんで なげた!! クマッタのふん と ロコふるーちぇのパンティ が くうちゅうで あやしくひかりながら かさなった!! なんと ひょーりみたちは ブロックゴーレムのたま を てにいれた!! ぷらっとの父「おお ひょーりみ また たびに でるのかの?」 ぷらっとの父「ぷらっとは このじじの じまんの むすこじゃ!」 ぷらっとの父「ひょーりみも ちちのように りっぱな ゆうしゃに なるのじゃぞ!」 ぷらっとの父「むむ?」 ぷらっとの父「もしや それは ブロックゴーレムのたま ではないか?」 ぷらっとの父「…ぷらっと も それを てにいれよう としたが けっきょく むりじゃった」 ぷらっとの父「しかたなく ぷらっとは およいで 海を わたった んじゃ」 ぷらっとの父「それを てにいれるとは たいした もんじゃ!!」 ぷらっとの父「ぷらっとは このじじの じまんのむすこ」 ぷらっとの父「ひょーりみは このじじの じまんの まごじゃ!!」 第2話へ戻る 第4話へ進む
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「お前がそんなんだから俺たちサイヤ人が白い目で見られるんだ!」 URL http //www.nicovideo.jp/watch/sm10605947 公開日:2010/05/04 あらすじ 超巨大生物へと変身したクウラだが、相変わらず働く気を見せないベジータと悟空。 そんなニート2人にブロリーは26秒の時止めから鉄拳制裁を加え、パソコンを壊すと脅して働く気にさせる。 そうしてやっと超巨大生物化クウラとの戦闘が始まるのだった……。
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カセドリア連合王国軍アマテラス~精錬の書~ 第3話 魔物を統べる者 城を出る時、またモンスターが襲撃してきたという話を耳にした。 このまま何も対策を施さないと、被害は増えていくばかり…。 沙「モンスター達の襲撃を何とかしないと…。」 家に帰ると、佐紀とお母さんがフィフスになった事を祝ってくれた。 ベルが城に来てと言っていた事を佐紀に伝えると、大いに喜んでくれた。 謁見の間に連合王国の全ての王が居た事や、ティファリス様と二人だけで話した事。 私は今日あった事を話した。 後日、ベルの使用人が私の家に来た。 「それでは後程。」 使用人が扉の向こうに消えたのを確認し、佐紀を呼んだ。 沙「早く着替えておいで。ベルのお城に行くよ!」 佐「やったー!」 佐紀は急いで自分の部屋へと向かっていった。 佐紀が着替えている間に、私も準備をする事にした。 準備が終わると、佐紀も着替えが終わったのか私の部屋に来た。 シュリッツ城に行く前に、お母さんに一言言って家を出た。 家を出たと言っても、クリスタルを使っているので出てすぐがお城だった。 そして、来るのを予想していたかのようにベルがそこに居た。 べ「シュリッツ城へようこそ。」 ベルを見て驚いたのか、佐紀は私の後ろに隠れた。 それをベルは自分への恨みと思ったのか、顔が曇った。 沙「ほら佐紀、ベルはこの城の女王なんだから挨拶しなさい。」 そう言って、佐紀を私の前に行かせた。 佐紀は少し緊張しているのか、手をもじもじとさせている。 その手をベルが優しく握った。 べ「歓迎しますよ、佐紀さん。」 沙「は、はい。よ、よろしくお願いします。」 ベルが笑うと、佐紀も笑った。 それだけで、二人の間に蟠りが無い事が分かった様だ。 べ「お城を案内しますよ。」 沙「ベル。」 私はベルに、研究室の近くは案内しないでと言おうとした。 しかしベルもそれを分かっているのか、何も言わずに首を縦に振った。 べ「分かっていますよ。」 ベルの案内で、シュリッツ城を回った。 もちろん研究室跡地は避けて通った。 ベルの部屋に着くと、ベルが昔着ていた服を佐紀に着せてくれた。 まるでお姫様になったみたいと佐紀は喜んだ。 その日の佐紀は終始上機嫌だった。 帰り際、ベルに呼ばれた。 私とベルは、佐紀から少し距離を取った。 べ「実は明日、襲来してくるモンスター達を迎え撃つ作戦が計画されています。 できれば、沙羅さんにも参加していただきたいのです。」 ついにカセドリアが動き出したんだね。 べ「それと、沙羅さん以外にも多くのフィフスが参加するらしいです。」 沙「分かった。足手まといにならないように頑張ってくるね。」 佐紀の所に戻ると何の話をしていたのと言われたので、私は別れの挨拶をしたと伝えた。 翌日、私は朝早くから準備をした。 しかし肝心な集合場所を聞き忘れていたことに気付いた。 私以外にもフィフスが参加するんだよね…。 という事は、アマテラスの人達も参加するって事だね。 私は宿舎に向かった。 宿舎前に着くと、既に数名の人達が集まっていた。 近づいてみると、その人達は張文遠さん達だった。 張「ん?こんな朝早くから…何かあったのか?」 青「隊長、沙羅ちゃんもフィフスになったので、この作戦に参加させられたのでしょう。」 シ「5年前までは駆け出しの新米だったのに…月日が経つのは早いものね。」 の「頑張ってね。無理しちゃだめよ!」 張「うむ。よし、そろそろ行くとするか。」 シ「私達は先に向かうからね!」 そう言ってシャーウッドさんは、私と青りんごさんの背中を押し始めた。 私は理由が分からなかったけども、そのまま歩き出した。 振り返ると、張文遠さんの背中にのーくんでぃさんが抱きついていた。 シ「沙羅ちゃんは無粋だねぇ。」 そう言って、シャーウッドさんは無理やり私を前に向かせた。 モンスターを討伐しに行って、生きて帰れる保障等無い。 だからこそ今は、二人っきりにするべきなんだね。 首都を出ると、シャーウッドさんは背中を押すのを辞めた。 青「隊長が来るまで待ちましょう。」 シ「そうね。」 少しすると、張文遠さんが来た。 張「行くぞ。」 言う声色はさっきまでと一緒だが、身に纏うオーラが違った。 シ・青「了解。」 張文遠さん達について行くと、ゴブリンフォークに着いた。 既に戦争は終戦しており、味方は撤退の準備をしていた。 何時、どのタイミングでモンスター達が襲い掛かって来るか分からない。 私は周囲を警戒した。 しかし、しばらく経ってもヴェノマス1匹すら出てこなかった。 沙「おかしいですね。」 結局、夜になってもモンスター達は現れなかった。 シ「こちらの動きが読まれたのかしら?」 張「いや、寝込みを襲ってくるのかもしれん。 各員、警戒を怠らぬようにな。」 張文遠さんの言葉が終わるか終わらないか位の時だった。 「敵襲ッ!北、東、南からモンスター達の襲撃だーッ!!」 張「ついに来たか。シャーウッドと青りんごは北へ、沙羅殿は南を頼む。 俺は東へ向かう。」 シ・青「「了解。」」 沙「分かりました。」 南へ向かうと、味方はもう戦闘を開始していた。 エフリシア、力を貸りるね。 ワカリマシタ。 まず最初に襲い掛かってきたのは、ホブリンだった。 それを真一文字に斬り、次いでその後ろに居たバロンオークを斬った。 さらに、次々と襲い掛かって来るモンスター達を斬って行った。 南にはそこまで強いモンスターは居ないようで、簡単に撃退することが出来た。 それにしても、様子がおかしい。 あのゲブランド帝国軍ですら多大な被害を出したというのに…。 コチラハオトリナノデハ? いや、それは無いと思う。 確かに強いモンスターは居なかった。 しかしそれは私から見た強さであって、他の人にはそれなりに強く感じたはずだ。 南が粗方片付いたのを確認すると、私は北へと向かった。 北に着くと、どうやら苦戦しているようだった。 私を見つけたのか、シャーウッドさんが近づいてきた。 シ「沙羅ちゃん、何故こっちに来たの?!」 沙「南はほぼ撃退したので、援軍に来ました。」 シ「そう。こっちはスペクターロードが居て苦戦中よ。」 スペクターロード…骸骨系の中でも屈指の強さを誇るモンスターだね。 沙「分かりました。私がスペクターロードの相手をします。」 シ「沙羅ちゃんが?!悪い事は言わないから辞めなさい!」 シャーウッドさんの制止を振り切り、私はスペクターロードに向かった。 沙「来なさい、私が相手をするわ!」 スペクターロードは私を見ると、剣と盾を構えた。 それと同時に、スペクターロードから殺気が発せられた。 負けじと私も殺気を出した。 しかし私の殺気にスペクターロードは動じなかった。 それどころか、斬りかかってきた。 盾で防いだが、かなりの衝撃を受けた。 …強い。 これは、負けるかもしれない。 アナタハマケナイワ。 ワタシノチカラガ、アナタヲマモルカラ。 エフリシアの言う通り、これまで何度も死線を掻い潜って来たわ。 私は…負けない! 今度は私が斬りかかった。 スペクターロードは盾で防ごうとしたが、その盾ごとスペクターロードの体を両断した。 剣にエフリシアの力を加える事で、どんな硬い盾でも斬る事ができる。 しかしそれだけでスペクターロードは死ななかったようだ。 私は返し刃で再度斬り付けた。 すると、スペクターロードは雄叫びをあげながら崩れ落ちた。 それを見たモンスター達は浮き足立った。 沙「今こそモンスター達を撃退するチャンスです!」 北はそのまま勢いに乗ってモンスター達を撃退した。 しかし力を使い過ぎたのか、少し疲れを感じた。 シ「沙羅ちゃん…強くなったわね。」 沙「いえ、私はまだまだ未熟です。」 青「そんな事無いよ。まるで、スモーキーさんみたいでしたよ。」 沙「スモーキーさんだったら、スペクターロードくらい戦わずして退けたでしょう。」 シ「…そうね。スモーキーさんと沙羅ちゃんでは、まだまだ力の差があるわ。 でも18でスペクターロードを倒せるなんて、自分の強さに自信を持って良いと思うわ。」 沙「そうですね。此処も片付きましたし、張文遠さんの所へ向かいましょう。」 東に近づくにつれ、味方の負傷兵が増えていくことに気付いた。 その内の一人が私達に向かって叫んだ。 「逃げろ、この先に魔物を統べる者が居る!」 前方からは強い殺気を感じた。 この殺気を出しているのが、魔物を統べる者みたいだね…。 これ程の殺気を出す魔物を統べる者とはいったい何者なのか、この目で確かめないと。 沙「シャーウッドさん達は負傷兵の人達をお願いします。」 シ「待って沙羅ちゃん、貴方はどうする気なの? まさか、このまま進む気じゃ…?」 青「この先に魔物達を統べる者が居るのなら、行かない方が賢明ですよ。」 二人がいう事はもっともだ。 しかし私は、二人が制止するのを振り切って走った。 進むにつれ、前方から感じる殺気は強くなっていった。 そして、張文遠さんの居るところに着いた。 張文遠さんは魔物を統べる者と戦っているようだった。 ?「増援か。そろそろ雑魚の相手をするのにも飽きてきたぜ。」 張「この張文遠を雑魚と申すか?!」 ?「雑魚を雑魚と言って何が悪い?」 魔物を統べる者は一度距離を取ったかと思うと、武器を構えた。 しかしその武器は…。 沙「あれは……フェンリル?!」 スモーキーさんが使っていたフェンリルだった。 あれは世界に一つしか無いと言われている。 しかもあの構えは…。 ?「これで終わりにしてくれるわッ!」 張「その武器にその構え、やはり御主か! 我盾となれ、スカフォード召還ッ!」 張文遠さんと魔物を統べる者の間に、瞬時にスカフォードが建築された。 しかし次の瞬間、張文遠さんが倒れた。 張「なん…と。」 スカフォードがあるのに何故?! よく見ると、スカフォードにはまるで何かに刳り貫かれたかの様に穴が開いていた。 ?「チッ…またつまらねえ雑魚を斬っちまったぜ。」 そう言って、魔物を統べる者は夜の闇に消えていった。 それを見て私は、倒れている張文遠さんに近づいた。 沙「大丈夫ですか?!」 張「うむ。スカフォードが無かったら死んでいただろう。 それより沙羅殿、奴の正体は…。」 や「スモーキー…さん。」 何時の間にか、やふやふさんが私の隣に居た。 やふやふさんは魔物を統べる者が消えて行った方向をじっと見ていた。 ゴブリンフォークから首都へと帰還する間中、私の頭の中は魔物を統べる者でいっぱいだった。 世界に一つしか無いと言われているフェンリルとあの構え…。 あの構えは、間違いなく破槍だった。 魔物を統べる者の正体は……スモーキーさん? 狸復活&久しぶりのUP byスモーキー
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第4話~決戦~へ続く 2021-12-11 10 19 40 (Sat)
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「……あ、どうも」 ヘタれた根性のせいか、それとも小心な日本人の特性か。気不味い沈黙に耐え切れず、俺の口からはとっさにそんな言葉が漏れた。 街中で皆が当たり前のように使う挨拶の言葉。こんにちは、よりも使い勝手のいい便利な一言。 それがどうもである。 昔から挨拶は時の氏神とも言われている。人間関係はすべからく挨拶から始まると言っても過言ではないだろう。 だが、一体オークに挨拶してどうなるというのか。 それは俺にも分からない。 「グゥオオオオオオオッ!」 俺の挨拶に呼応するかの様に、オークが雄叫びを上げた。内臓に響く程の巨大な声に思わず身震いしてしまう。 もしや異文化コミュニケーション成立か? ……そんなはずはなかった。 ギラギラとした血走ったオークの双眸が俺を捉えている。獲物を仕留めるのを邪魔されたとでも思っているのだろうか、ひどくご立腹な様子だ。 握り締めた棍棒を振り上げ、巨体を揺らしつつこちらへと向かってくる。 今度のターゲットは俺へと即座に変更された模様。 純粋な野生の殺気に当てられ、俺はその場から動く事ができない。 体が言う事をきかない。動け動けと脳から命令は伝達されいるはずなのに、俺の足は地に根付いた様に動かない。 きっと、数秒後に俺はあの棍棒によって殴り殺される。 簡単に想像がつく。 立ち竦んだまま動けない俺の顔面に、あいつは棍棒を無慈悲に振り下ろすはずだ。 きっと即死だろう。 その姿は、例えるのならば潰れたザクロみたいな感じで。血飛沫という名の汁を撒き散らし、俺の顔面は飛び散って地面に真っ赤な花を咲かせる。 ジ・エンドだ。日ノ本秋彦、二十二歳と三ヶ月の人生の幕は異世界にて閉じる。 誰に看取られる事もなく、誰に知られる事も無く、どことも知れぬ異世界にて終焉を迎える。 ──嫌だ。それは嫌だ。 確かに、もう死んでもいいかと自暴自棄になった事はある。 胸の中は未だ空っぽのまま。 それでも、大していいこともなかった人生でも、まだ死ぬのはご免だ。 死にたくない。死ぬのだけは嫌だ。そう思うと、俺の体にようやく変化が訪れた。 ピクりとも動かなかった足が震えてくる。 遅れてやってきた恐怖とでも言えばいいのか。認識が現実に追いついたのか。どちらでもいい。 とにかく逃げなくては。 動け、動け。動け俺の足! 震えの止まらない己の足を叱咤する様に、太腿に拳を思いきり叩きつける。 「痛ぇ……!」 鈍い痛みと共に、体の感覚が戻ってきた。 オークはもう、すぐ目の前にいる。牙の生えた大きく開いた口からは、凄まじい臭気が漂ってくる。一体普段何を食えばそんな臭いになるのか。 そう思うと、何とは無しに俺自身がオークに食われる場面を想像をしてしまった。嫌な想像にも程があるが、食われると言う未来を否定できない。やつの食事になるのだけはご免こうむりたい。 だが、このままでは殺される。オークは今まさにその手に持った棍棒を振り下ろそうと、俺を狙っている。 「うわ、やばッ!?」 俺はとっさに地を蹴ると真横に飛んだ。 そのまま転がるようにして距離を取りつつその場から離れる。 後ろではなく、横に飛んだのには意味がある。人は往々にして、縦の変化には対応しやすいが横の変化には対応し難いのだ。 ちなみに自衛隊でも、銃で撃たれた時はまず横に逃げろと教えられるらしい。 鈍い音と振動がした。 俺が先程まで突っ立っていた場所には、薄い土煙の中棍棒が振り下ろされていた。その下では頭一つ分程地面が抉れている。どんだけ馬鹿力なんだこいつは。 「グゴォォオオオオオオオッ!!」 オークが怒りに吠える。呆けている暇は無い。 再び棍棒が振り上げられる。俺は慌てて立ち上がると、オークの方を向いたまま後さずった。 少し移動する度に背が樹木に当たる。気を付けないと、木の根に足を取られて転ぶ事も有り得る。俺は全神経を足と背に向け、微妙に方向修正しつつまた後さずる。 すぐにでも背を向けて森の奥へと走り出してしまいたい。だが、恐らく背を向ければ、わずかなその隙に俺の頭は吹き飛ぶだろう。もしオークの手が届かないとしても、逃げた背に棍棒を投げつけられたら同じだ。 抉れた地面を見る限り、足は遅くともその馬鹿力からあいつは腕を振る速さだけは俊敏なようだ。 じりじりと距離を詰めてくるオークに、俺はゆっくり後退する事しかできなかった。 立ち止まれば殺される。だが、動いても逃げ切れない。このままではジリ貧だ。何か一発逆転の手がなければ、いずれ殺されてしまうのは間違いない。 自分の体中に嫌な汗が流れているのが分かる。 畜生、こんな事ならせめてもうちょっと体鍛えておけば良かった。昔部活動で剣道でもやっていれば少しは対抗できたかもしれない。今更後悔しても後の祭りだ。 ──何か、何か手はないのか? こういう時、漫画とかゲームなら特殊能力に目覚めたり助けが入ったりするはずなのに。よくあるパターンだと、異世界に来た瞬間怪力に目覚めたり伝説の魔法使ったりしてるのに。異世界みたいな馬鹿げた場所にいる癖に、何でお約束のイベントがないのだ。何で俺にだけこんな死亡フラグなんだ。これは差別だ。えこ贔屓だ。責任者出て来い馬鹿野郎。 内心で毒付くも、現状は何も変わらない。 俺の焦りを悟ったのか、オークの顔に下卑た笑みが浮かんだ。半畜生の分際で感情表現豊かなやつだ。 その、獲物に対しての圧倒的な余裕とも言える表情に、俺はカチンと来た。 理不尽だ。納得できない。何故俺がこんな目に合わねばならんのだ? 俺が一体何をした? 女にはフラれ、仕事はなくなり、いきなりこんな変な世界に放り出された上に殺される? ──ふざけるな。 激しい怒りが心の奥底から迸ってくる。 現状、何の手もないのだ。このまま時間稼ぎするにも限界がある。 死にたくない。死にたくないが、どうしようもない。どうしようもないのならせめて殺される前に、一矢報いてから死んでやる。窮鼠猫を何とやらだ。人間様を舐めるなよこの野郎。 普段は温厚だと自負する俺だが、こんな状況なら話は別だ。もうどうにでもなれ。半ばヤケクソに近い感情だったが、俺はその思いに身を任せる事にした。 人間、開き直ると感覚が麻痺をする。恐怖感はいつの間にか消え、果てしない怒りだけが体中に漲っていた。 さっきまでは死にたくないとか、こいつとガチンコバトルするのだけは嫌だとかあれ程思っていたのに、今度は刺し違えてでも一矢報いたいと考えている自分。自分の心の中ながら、ままならないもんだ。 俺は後退するのを止め、オークの目をじっと見据えた。 「ガ……?」 不思議そうな顔をしてオークも立ち止まる。 「はいだらぁあああああッ!」 俺の魂を込めた裂帛の叫びが、森中に木霊した。
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地響きがする。 ”それ”は木々の枝をへし折りながら姿を現した。 身の丈は4mを超え、その身体は筋肉というよりは岩の塊のように思えた。 下アゴは突き出し、そこから天に向かって二本の牙が生えている。 男は後ずさりながら、その巨体の肩に見覚えのある鳥を見つけた。 巨人は男の目の前まで来ると崩れるように音を立てて座った。 あぐらをかいた巨人の膝の上に鳥が降りてくる。 「すまん、驚かせてしまったかな。”これ”はワシの手下の人食い鬼じゃ。」 「ヒ・・・ヒトクイオニ?・・・」 男はその場に腰を抜かして崩れた。 「安心せい。コヤツは菜食主義者じゃ。肉には興味ない。」 心なしか鳥が意地悪く笑っているように見えた。 「さて、自己紹介をせんとな。コヤツはウズヌル。数少ない人食い鬼の生き残りじゃ。んで、ワシの名はシムルグ。この辺りを仕切っておる。」 男はなんとか落ち着きを取り戻し、座りなおした。 目の前で次々起こる事態に正気を失わない辺り、この男の環境適応能力を物語っている。 「オレの名は・・・・・・思い出せない。」 「うむ、名まで忘れたか。」 男と鳥は考え込んだ。 「思い出すまで仮の名が必要じゃな。どじゃ、ワシに名付けさせてくれんかの。」 「ああ、頼む。」 男はあっさり任せた。 とりあえず名がないとなにかと不便だろうし、他人に付けて貰った方が受け入れやすいと感じたようだ。 「ルース・ファ・ムルグってのはどじゃ?」 (なげぇなぁ。ま、いっか。) 「ああ、有り難く使わせてもらうよ。ルース・ファ・・・なんだっけ・・・」 「ムルグじゃ。ワシの名からもじっとる。」 「あ、なるほどね。」 「ルース!ようこそ、この世界へ!」 巨人が初めて声を発した。 野太い、腹に響く声だ。 「よ、よろしく・・・ウズヌル・・・・・・だっけ?」 顔を引きつらせながら、見た目とは違う滑らかで知的な喋り方をする巨人に驚いた。 巨人は頷きながら立ち上がった。 「もうすぐ日が暮れる。続きは家で話しましょう。」 そう言うと巨人は林の中へ分け入った。 シムルグがルースの肩に飛んできて、ウズヌルの後を追うよう言った。 言われるがままルースは駆け足でウズヌルを追いかけた。 (・・・歩くの速ぇ~!) 前へ|次へ
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03 日本国がこの世界に遭難したのは今から10年前だった。 当時、世界経済の中核を担っている貿易国であった日本はその瞬間世界経済から切り離された。 当初は輸出入の途絶による物価の動乱などの混乱があった。大量の失業者が発生したものの、その2年後にはそれらの失業者は全て政府主導の資源開発プロジェクトに吸収された。 遭難当初から政府は測量船や自衛隊の偵察機を使って周囲を探索。その結果南西方向約900㎞に小規模大陸を発見。さらに調査を続けたところ人口こそ農耕が可能な沿岸部や河川付近を除いて極めて少ないが内陸部に大量の地下資源が埋蔵されている可能性が高いことが判明した。 そのため政府は自衛隊と共に調査員を派遣。詳しく調査したところ、21世紀前半の年間世界消費量換算で900年分の可採埋蔵量を持つ油田や大規模な鉄山を筆頭とする大規模な資源の埋蔵が明らかとなった。 政府は即座に民間と共に資源開発プロジェクトを立ち上げたがその資金はあまりにも膨大であり海外資産を失った日本経済では限りなく不可能に近かった。 そのため政府は『必ずお返しする』と宣言して郵便貯金と簡易保険を凍結し、その資金を流用するという非常手段に訴えた。 まず、日本政府は自衛隊1個師団を動員して資源帯と資源輸送ライン周辺の原住民を制圧。労働力の供給を約束させる。同時に警備の為の人員を確保する為警備会社に所属していた人員を自衛隊と同様に訓練して予備役とし派遣した。 政府は膨大の資金を持って経済混乱で発生した失業者を大量雇用し、開発とインフラの整備は昼夜を問わず同時複数かつ急ピッチで進められ、転移3年には大油海油田と鉄天鉱山の大規模輸入が開始された。さらに奥地に発見されたチタンやクロム、ウランなどのレアメタルの鉱山の開発もめどが付いていた。 資源は政府の統制価格で販売された為郵便貯金と簡易保険を補填する一方で政府の財政を一気に黒字へと転換させた。転移5年目で財政融資分を完済し郵便貯金と簡易保険の凍結は解除された。 転移6年目からは経済は一気に好調となり、生産は大きく増えた。 そのため一部の製品の生産は明らかに内需に対して余剰となり輸出が求められた。 そのため政府は複数の国家と通商条約の交渉を行ったが、数カ国を除いて芳しい返事は得られなかった。 何より貿易制度と規模が違いすぎた。 日本が不換紙幣による変動相場制をとっているのに対してこの世界の各国は金本位の購買力平価説に基づいた固定相場制を取っていた。 さらに経済規模を現すGDPは千倍の単位での差があった。 そんな大幅な経済制度の違いから極限られた国としか貿易できなかった。 それでも最初は上手く行った。 まず、この世界には化学というものが存在しない。それゆえに天然素材よりも優れる化学製品はかなりの需要を得ることが出来た。それ以外の工業品についても概ね好評だった。 その噂が広がり貿易相手国は増えた。 加えて工業製品は天候に左右されず生産できるという特徴がある。それゆえに新たな需要にも柔軟に応えた。 既製品に比べて『安く』『質が良い』日本製品が『大量』に流通すれば既製品をあっという間に駆逐する。一部には損害だったが、大多数の消費者にとってそれは利益だった。 しかし、それを妨害するものが居た。 それこそが同盟諸国であった。 彼らは貿易により自国内から輸入品の代価として支払われる金の流出に歯止めが利かなくなったことを極度に恐れた。それは通貨の信頼を著しく損ねることと知っていたからだ。 彼らは日本からの輸入品にとんでもない額の関税を適用し、価格を不当に吊り上げて需要を無理やり減少させた。 この世界では輸送能力が限られる為ブロック経済制なのである。それゆえに外部経済との統一外貨である金は極めて貴重なものだった。だが、日本が目指しているのはブロック経済などではない、汎惑星的な自由貿易経済なのだ。それを行うだけの輸送技術を日本は保有している。 それは日本の国是とも言うべきものだった。 それゆえに日本は自衛隊を動員するという荒っぽい手口を使ったのだ。 そして、その戦いはブロック経済の盟主である列強各国との戦いの始まりでもあった。 第2話へ 第4話へ メニューへ
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岩沢さんが好きだからに決まっているだろう データ URL:https //www.nicovideo.jp/watch/sm11584630 投稿日:2010/07/17 再生時間:16 40 備考:「Angel_Broly!」タグが正式に使用され始める。 あらすじ 校長室では陽動班リーダー・岩沢まさみがゆりに新曲の披露をしてダメを喰らっていた。 気を取り直して、ゆりは天使エリア侵入作戦のリベンジ計画を発表する。 前回はブロリーが派手に潜入(乱入)して失敗したので、今回はKBCことハンドルネーム・タピオカパンが同行することとなった。 作戦前、音無はGirls Dead Monsterのライブポスターを貼っているユイと出会いガルデモの説明を受ける。 興味が出た音無と一緒にブロリーがガルデモの練習を見に行くと丁度休憩に入る所で、2人は岩沢の生前の話も聞くこととなった。 そして始まったガルデモのライブと天使エリア侵入作戦。 「触るな……それに、それに触るなあああああああ!!!」 教員たちの妨害が入る中、岩沢の叫びにブロリーが覚醒する。 セリフ書き起こし +scene1:岩沢のバラード (校長室でギターを弾く岩沢) パラガス「美しい」 ブロリー「流石岩沢だぁ」 (ニヤリと笑うベジータ) 悟空「ダーメだお☆」 (殴り飛ばされる悟空) ゆり「なぜ新曲がバラード?」 岩沢「いけない?」 ゆり「陽動にはね」 音無「そのー……陽動ってのh」 岩沢「で? ダメなの?」 ゆり「……バラードはちょっとね」 音無「陽動ってのh」 岩沢「そ、じゃあボツね」 (ニヤつくトランクス) ゆり「それじゃあ気を取り直して、総員に通達する。今回のオペレーションは、天使エリア侵入作戦のリベンジを行う」 高松「その作戦ですか……ですが、前回は」 (回想:前回) (ブロリー潜入中) ブロリー「此処かぁ……フフフ!」 (ドアをぶち破って入るブロリー) ブロリー「潜入成功!」 (すぐに天使に見つかるブロリー) ブロリー「ヘアッ!? ま、待て! 話せばわかる! 交渉を! アアアアアア」 (回想終わり) ブロリー「ンンンン……!」 ゆり「今回は、彼が作戦に同行する」 ブロリー「誰だぁ?」 KBC「Y!△ 倍数@& §∇&☆倍数%○#?*!@&%(多分自己紹介的な何か)」 ブロリー「……。○%×$☆♭い#△!r※b(多分挨拶的な何か)ッハッハッハッウ!」 ゆり「前回の侵入作戦では、我々の頭脳の至らなさを露呈させてしまった。しかし! 今回は、天才ハッカーの名を欲しいがままにする彼、ハンドルネーム」 KBC「タピオカパン!」 ゆり「を作戦チームに登用。エリアの調査を綿密に行う!」 音無「でー? 天使エリアってのは?」 日向「天使の住処だ」 音無「天使の住処……どんな所に住んでるんだ?」 (名前を言ってはいけないあの城のイメージ) ゆり「その何処かに神に通じる手段があるの。ガルデモにはいっちょ派手にやってもらわないとね」 岩沢「フッ……了解」 (気を高めるブロリー) ゆり「アナタは天使の侵攻を阻止するバリケード班。それぞれ指定のポジションで武装待機」 ブロリー「(´・ω・`)」 (気を高めるベジータ) ゆり「指定のポジションで武装待機」 ベジータ「なにっ!? こ、殺される……奴は伝説の超サイヤ人なんだぁ! 勝てる訳がないよ!」 (気を高める悟空) ゆり「武装待機」 悟空「しょうがねぇなぁ~」 パラガス「ひ、避難」 (サスケェ) パラガス「することはない」 +scene2:ユイにゃん (ガルデモのポスターを貼るユイ) ブロリー「なんだ?」 音無「これが例の派手な陽動ってヤツか」 ユイ「うわあ!?」 ブロリー「あぁい!?」 音無「ああごめん、驚かせたか」 ユイ「ああ、アナタでしたか」 ブロリー「はい、ブロリーです」 ユイ「はい!」 ブロリー「はい」 ユイ「はい!」 ブロリー「はい」 ユイ「はい!」 ブロリー「はい」 トランクス「ハイ!」 ブロリー「はiヘアッ!?」 (殴り飛ばされるトランクス) ユイ「いつもでかい斧持って歩いてる先輩が、奴は災悪をもたらすから注意しろーとかなんとか言ってましたー!」 ブロリー「誰だぁそれ?」 (ポコピー) ブロリー「お前かぁ!」 ピッコロ「クソマァ!」 ブロリー「人の悪口を言うムシケラは血祭りに上げてやる」 (岩盤に顔を押し付けられるベジータ) ベジータ「俺じゃない、俺じゃないYO……」 ユイ「今回の作戦は、そうしてでも人を集める必要があると聞きました!」 音無「Girls Dead Monsterねぇ……」 ブロリー「ってなんだ?」 パラガス「ブロリー……ご存知、ないのですか!?」 ブロリー「親父ぃ」 パラガス「ガルデモというものをご教授しよう!」 ♪特戦隊 特戦隊 ♪リクーム! バータ! ジース! グルド! おっ、ギニュー! ♪み、ん、な、揃、ってー! ♪ギニュー特戦隊! パラガス「という訳だぁ!」 ブロリー「……!」 トランクス「嘘です!」 ブロリー「……?」 トランクス「全て嘘です!」 ブロリー「!!」 パラガス「全てはトランクスの言う通りだ。その気になっていたお前の姿はお笑いだったぜ」 (激昂するブロリー、ポッドに乗り込むパラガス) パラガス「光の速さで避難」 ブロリー「出来ると思っていたのか?」 (投げられる一人用のポッド) 音無「ところで、えーっと……」 ユイ「ユイです! まだ陽動班の下っ端ですが」 ブロリー「カワイイ!」 ユイ「あ、でも、それでも満足です!」 ブロリー「ホンットオオオにカワイイ!」 ユイ「ガルデモのお手伝いですよ!? 知ってますか?」 ブロリー「マジカワイイ!」 ユイ「凄いんですよガルデモ!」 ブロリー「ウオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」 パラガス「やめろブロリー! 落ち着けぇ!」 ブロリー「はい」 +scene3:ミンキーモモ (空き教室で練習するガルデモを覗いている音無) ひさ子「あっ」 (切れるギターの弦) \デデーン/ ひさ子「悪い、すぐ張り直す」 岩沢「ふぅ……じゃあ休憩。……?」 ブロリー「やぁ、岩沢。ブロリーです」 岩沢「……」 ブロリー「フフフ! カッコイイしカワイイ岩沢……ん?」 (岩沢に誰かの面影を見るブロリー) ブロリー「ハマーンか?」 パラガス「落ち着けぇ!」 (テラスで休む岩沢) 音無「すげぇ熱だった。確かに一般生徒が熱狂的になるのも頷けるよ。思わず聴き入った」 ブロリー「クズ(クリリン)とは、一味も二味も違う!」 岩沢「アンタ……記憶がないんだってね?」 音無「まぁな」 ブロリー「え!? そんな話聞いてないぞ!?」 ベジータ「(¬_¬)」 ブロリー「なんだぁその顔は?」 パラガス「やめろベジータ王! その顔やめるんだぁ! このままでは宇宙を破壊し尽くしてしまう! ゆり、お助けください!」 ゆり「必要な犠牲だ」 パラガス「クソォ……運命か」 \デデーン/ (音無からゆりの過去を聞いたと言われた岩沢) 岩沢「アレは最悪だよ。アタシのはそこまで酷くない」 音無「そこまで?」 岩沢「大した話じゃないってば。かつてサイド3を支配していたザビ家の復興をできなかった。それだけ」 ブロリー「ハマーンだ、絶対ハマーンだ!」 パラガス「まさかハマーンなどと。そのようなことがあろうハズがございません」 ひさ子「ハマーン様!」 ブロリー「ヘアッ!?」パラガス「ゑゑゑっ!?」 岩沢「ああ、ひさ子。OK?」 ひさ子「アクシズ、移動を開始します!」 音無「……」 岩沢「記憶なし俗物!」 (ペットボトルを投げ渡す岩沢) 岩沢「今日は楽しかった」 パラガス「……ブロr」 ブロリー「不愉快だな。生の感情を丸出しで戦うなど……こ」 パラガス「落ち着けぇ!」 +scene4:天才ハッカー(物理) (体育館のライブステージ、幕が上がる) 岩沢「さぁ、派手にやろうぜ!」 (同時刻、天使エリアに侵入するゆりたち) 日向「クリア!」 ゆり「よし、まずは侵入成功ね。ドア閉めなさいよ! 竹山くんはコンピュータの方よろしく」 KBC「アアアアア!! (出番キタコレ!!!)」 (Macrocsoft Winding XO) KBC「(あぁん!? パスワード!? そんな安いセキュリティで俺は止めらんねぇぞぉぉおぉぉ!!!)」 (complete) KBC「(キタァァァァァァァァァァァァァァァ!!! 気合入ってきた! 天使ちゃんマジ天使! 天使ちゃんマジ天使! 天使ちゃんマジ天使! 天使ちゃんマジ天使! 天使ちゃんマジt)」 (ブルースクリーン) KBC「(死ねッッッ!!! 何でこうなった!? 死ぃぃぃいぃねぇぇえぇぇぇ!!! どうしていつもこうなんだよぉぉぉ!?)」 (ライブをするガルデモ:Alchemy) (盛り上がる館内、ひとりサボっているベジータを踏み潰すブロリー) ベジータ「うぁああ!?」 教員A「コラァお前たち! 何をしている!?」 教員B「大人しく寮に戻れ!」 ベジータ「なんだ貴様ら?」 ブロリー「指導者どもか。すぐに血祭りに上げてやる!」 悟空「さぁ始めっか!」 ベジータ「甘く見るなよ?」 (飛び掛かる3人に使徒ビームを放つ教員A) 遊佐(通信)「陽動班、取り押さえられました。天使は戻ります」 ゆり「チッ、ここまでね」 KBC「(それはどぉうでしょう? まだ俺は諦めちゃいないZE)。アアアアアア○#?*!@&%」 ゆり「退散するわよ」 KBC「(嫌ぁぁぁぁあぁぁぁあぁぁッッ!!!! まだ終わっちゃいねぇ!!)アアアアアアアアテンノウヘイカバンザアアアア」 (詳細なデータが表示されるPC) KBC「フゥゥオアアアアアアアアアアア↑↑」 +scene5:本当の僕らを (ステージ上で取り押さえられるガルデモ、反発するNPCたち、気を失っている悟空、黒髪に戻り目を閉じるブロリー) ベジータ「勝てっこない……奴は伝説の超ティーチャーなんだ……! 勝てる訳がないよ!」 NPCならず者A「クッソ! ふざけんなよ!」 NPCならず者B「やめたげてぇ!」 NPC生徒A「俺たちのためなんだよ! 放してやってくれよ!」 悟飯ボイス「やめろー! なんて酷いことするんだ!」 (悲しむユイ、) 教員A「今までは大目に見てやってただけだ。図に乗るな!」 トランクス「あんな奴を生かしておいたら、宇宙は破壊し尽くされてしまう!」 (そっと立ち去る天使) 教員A「楽器は全て没収だ」 マッ「待てーッ!」 教員A「誰だお前は!?」 マッ「ガルデモ少女に味方する男、スパイダーマッ!!」 (駆けろ!スパイダーマンイントロ) マッ「あどけない子どもの命を脅かす鉄十字団……許せん!!」 (使徒ビームを放つ教員A) 教員A「二度とこんなマネはさせんぞ!」 岩沢「ッ!!」 (岩沢のギターを乱暴に持ち上げる教員A) 教員A「フン、これは捨てても構わないなぁ?」 岩沢「触るな……」 教員A「ああ?」 (髪が金色になるブロリー) 岩沢「それに」 (薄っすらと目を開けるブロリー) 岩沢「それに触るなあああああああ!!!」 (フラッシュバックする岩沢の姿、覚醒するブロリー) (ブロリーのテーマオーケストラアレンジ) ブロリー「ウオアアアアデヤッ!!」 (岩沢を捕まえていた教員Cを攻撃し、放させるブロリー) ブロリー「ギィィィィ、ギィ、フウン!」 (教員Aを気弾を持った手で殴り飛ばすブロリー) 教員B「やめんかぁ!」 (頭突きで教員Bから逃げるひさ子) 教員B「待てぇ!」 (北斗飛衛拳で教員Bをコケさせる遊佐、ギターを抱えて壁際に追い付いめられる岩沢) 教員たち「寄越せ!」 (音響室に辿り着くひさ子、ギターを弾き始める岩沢) NPC「!?」「なんだ!?」 (唖然とする悟空とベジータ、ひさ子の操作で校内に届くMy song、聴き入る人々) ユイ「新曲……?」 (館内に戻る天使) ゆり「ッ、竹山くん!」 竹山(KBC)「はいタピオカパンとお呼びください!」 (ブルースクリーン) 岩沢(コレがアタシの人生なんだ……) (喧嘩している両親と耳を塞ぐ岩沢、CDショップで試聴のためヘッドフォンを付ける岩沢、路上ライブをする岩沢、雨のゴミ置き場でギターを拾う岩沢) (ステージでギターを弾き、歌っている岩沢) 岩沢(やっと見つけた……!) (ステージ上に落ちるギター、唖然とする一同、見届けて立ち去る天使) ひさ子「岩沢……?」 +scene6:条件 (自販機で飲み物を買う音無) 日向「わかったことをまとめてくれ、ゆりっぺ」 ゆり「竹山くんは犠牲になったのだ……古くから続く因縁、その犠牲にな……」 (※竹山はキーボードを完膚無きまでに破壊した瞬間、実に満足した顔で"消"えました) 高松「では、もう一つの案件です。岩沢さんは、何処に消えてしまったのか?」 (肩を落としているブロリー) パラガス「只今一生懸命行方を調査させています。もうしばらくお時間を!」 ベジータ「影も形もなかった」 悟空「オラにもわかんねぇ。サイヤ人の気を追って……」 (キレるブロリー) 悟空「急ぎの用事ができちまったんで……オラ、ちょっくら行ってウアアアアア」 野田「天使に消されたんじゃないのか?」 ベジータ「ダニィ!?」 パラガス「そのようなことがあろうハズがございません」 日向「ライヴ中だぞ!?」 野田「じゃあ何が起きたって言うんだ」 大山「誰が一体、岩沢さんを……」 (ポコピーして登場した瞬間\デデーン/されるピッコロ) ゆり「……誰も。あの子は犠牲になったのだ……それだけの話よ」 音無(消える条件は、天使の言いなりになって正しい学生生活を送る、それだけじゃなかったんだ……) +ED:Brave Song ♪いつもひとりで歩いてた ♪振り返ると マッ「孤独な少年のために戦う男、スパイダーマッ!」 (駆けろ!スパイダーマンイントロ) (無視して進むベジータ) ♪孤独さえ愛し笑って
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ポケお「さ、ここまで来ればもう大丈夫だよ」 アオイ「もういいから放してっ!」 スタート地点より少しはなれた森の中。アオイは掴まれていた手を振り解く。皆があの場から逃げる混乱の中、 ポケおはアオイの手を強引に引いてここまで来ていた。 ポケお「何処行くの?危ないって」 アオイ「せいやクンの所に行くの!私を守ってくれるって言ったもん」 ポケお「あんな野蛮な奴のとこ行ったら殺されちゃうよ? ・・・いや、 どうせ俺たちは生きて帰れないんだ。だったら最後に女一人くらい好きにしたっていいよな・・・ヘヘヘ」 ポケおはナイフを持ちながらアオイに詰め寄った。 アオイ「え、え?何するの!?」 ポケお「安心しな。肉を裂くわけじゃない。服を裂くだけだからよぉ!」 逃げるように後ずさっていたアオイだが 大きく盛り上がった気の根っこに足をとられて転倒してしまった。 アオイ「いやぁ!来ないでっ来ないで!」 ポケお「遂に夢が叶う時が・・・。これなら死んでもかまわねぇ!」 犯そうと迫るその手がアオイに触れようとしたその時 ポケお「うおっ!?」 何処から現れたのか、ヤミラミがポケおを背後から羽交い絞めにしている。 アオイ「キ、キミは?」 ヤミラミ「オマエのパートナーだよ。ボールが開いたから勝手に出させてもらったぞ」 ぺたんとしりもちをついているアオイは傍らには転んだ拍子に腰から外れた ボールが落ちていた。 ポケお「こらっ放せっ!」 その小さな体のどこにそんな力があるのか。いくらもがいてもヤミラミはびくともしない。 ヤミラミ「おいアオイ。リュックの中にナイフでも入ってるだろ。 それでコイツを殺せ」 アオイ「そんな・・・無理だよ。私には出来ない・・・」 ヤミラミ「今オレが手を放したらオマエが襲われるかもしれないんだぞ? はーやーくしろっ!」 アオイ「やだ・・・。そんなこと・・・したくないよ・・・」 ヤミラミ「チッ。しょうがねぇな。アオイ顔を上げろ」 アオイ「え?」 二人の眼が合った瞬間、ぼうっとヤミラミの眼が怪しく光る。 ヤミラミ「さぁ、今すぐコイツを殺せ!」 アオイ「ハイ」 生気の無い瞳になったアオイがナイフを握り、ポケおに歩み寄る。 ポケお「畜生!何とかしないと!」 1.アオイに殺されるなら本望。諦める 2.ヤミラミに媚びる 3.後頭部を思い切りヤミラミに打ち付ける ポケお「いや~ヤミラミさんってすごく男前ですよねぇ」 ヤミラミ「・・・・」 ポケお「ミカルゲなんざ目じゃないっすよ~。ヘヘヘ」 ヤミラミ「そんな事言ってもアオイはとまらねぇぞ だから諦め・・・ っ!!」 ポケおを捕らえていたヤミラミが突然飛び退き、ポケおも反動で前方に倒れる。 そして今まで二人がいた空間を巨大な腕が通り過ぎた。 テリー「くそっ!外したか!カビゴン もう一度!」 どこからともなく現れた少年とカビゴン。 一度は外したものの今度はアオイとポケおに向かってそのを体で圧し掛かろうとしている。 だがその動きはとても鈍く、アオイは簡単にかわし、ポケおは四つん這いのまま逃げていった。 ポケお「アオイさん!俺が迎えに来るまで生きててね~」 あまりにも情けない格好で逃げていく彼を後目にアオイ達は新たな敵と対峙している。 ヤミラミ「そんなのろまなポケモンじゃ俺たちには勝てねぇぞ? あの野郎みたいに逃げたらどうだ?まぁ逃がさねぇけどな」 テリー「俺はもうどんな事からも逃げたりしない!!」 俺は今まで自分に不利な状況になるとすぐに逃げ出していた。 手術を恐れずに受ける事を決心したテリ子の姿を見るまでは・・・ テリ子「お兄ちゃん 私頑張るから見守っててね!」 妹の手術は3日後。俺はそれを見守ってやらなければならない。 だから俺は・・・ テリー「生き残って帰るんだー!!」 雄叫びを上げながらアオイに拳を振り下ろす。だが アオイ「ザンネン」 テリー「ぐがっ!!」 その拳はアオイの左手のナイフで貫かれて止められてしまった。 アオイ「サヨウナラ」 そのままの状態でアオイは右のナイフでテリーの胸を刺し、左のナイフを拳から抜いて喉を切り裂いた。 ヤミラミ「コイツはすげぇ。こんな最初からこんないい動きするとはな」 うつ伏せで倒れたテリーは既に喋れないのか、口をパクパクさせていた。 テリー「(すまないな・・・照り子。俺はもう帰れなくなっちまった。 お前は俺の分まで長生きしろよ・・・)」 アオイ「あれ?私は確か変態さんに襲われて・・・。きゃあ!!何・・・これ・・・」 意識を取り戻した彼女は目の前の惨劇に悲鳴を上げた。 ヤミラミ「よぉ。すげぇなオマエって奴はよぉ」 アオイ「これ・・・キミがやったの・・・?」 ヤミラミ「あ?何言ってんだ。お前がやったんだろ。手を見てみろよ」 アオイ「手? っ!? あ、あ・・・」 アオイの両手はいつの間にか真っ赤に汚れている。同じく赤に染まったナイフを握りながら・・・ アオイ「大丈夫!?ねぇ大丈夫!?」 慌ててナイフを投げ捨て完全に動かなくなったテリーを揺すり呼びかける。 ヤミラミ「大丈夫なわけねぇだろ。オマエが殺しちまったんだからな」 アオイ「ホントに私が・・・殺した・・・」 その場にへたりこんだアオイの足元には温かい水たまりが出来ていた。 BACK パロロワTOP NEXT